久々のScrap。適当に書いていくよ。タイトルの通り、Xiaomiの話しか書かない。適当なので写真も皆無。
XiaomiについてはMi Bandシリーズではお世話になっていたが、スマホやタブレットはPocophone f1しか使ったことがないレベルのユーザである。
Xiaomi 14 Ultra
巷でカメラがすごいと話題のスマホを自分も購入してしまった。ついに新品20万のスマホを買うことになるとは... 今までスマホはゲームをするものとしてスペックと価格のバランスがとてもいいものを購入するようにしていた。Redmagicシリーズも10万前後でスペック、デザインが良いということで選んできた。
この選び方で全く困っていなかったのだが、最近飼っている猫の写真を撮影していないことをふと思い出し、なぜそうなってしまったのかを考えた。
もちろん今まで使ってきたスマホにもカメラは付いている。付いているが、カメラのスペックについてはあまり重要視しておらず、とりあえず記録ぐらいで撮影出来れば充分と考えていた。
そのため、猫を撮影するのに使うには乗り気にはなれなかった。特にうちの猫は毛色がクリームタビー&ホワイトと呼ばれるもので出来ればこの毛色が正しく撮影したいと思っている。
猫を撮影することを考慮して購入したα6400もある。このカメラに50mm F1.8の単焦点レンズを付けて撮影すると自分が一番しっくりくる写真が撮影できるのだが、そもそもカメラを取り出すのが億劫なのである。
カメラを持って、電源を入れて、撮影して、撮影した画像をスマホに転送して...という作業が非常に面倒。気軽に撮影することは無理である。SNSに投稿するための画像を撮影するのにこんなにも労力をかけたくない。
また、カメラ自体にも不満を持っており、そもそも今の時代に充電がmicroUSBなのもいただけない。また、画像を転送するときのアプリも出来がイマイチである。
この辺りは正直α6700で解消されているので、カメラを買い替えるのも1つの手ではあった。ただ、やはり撮影専用機材ということに変わりはないため、SNSに気軽に投稿したいという部分のハードルを越えることは出来ない。
そこで「スマホのカメラが高性能であれば、撮影体験が良くなり、猫の写真も毎日撮影するのでは」と考えた。これが5月ぐらいでちょうどXiaomi 14 Ultraの日本発売が決まった頃である。
ただ、20万のスマホというものを今まで買ったことがない。社会人になってからも基本中古のスマホを買うようにしており、新品でも10万以上のスマホには手を出さないようにしていたのにこの値段はかなりハードルが高いのである。
そのため、購入にはかなり慎重になっていた。そもそもこのスマホはグローバルでは3月に発売されており、その時点でカメラ性能の評価が高かったため、色々な人がレビューをしている。そのレビューを隅々まで目を通した(猫撮影について言及していたレビューがあまり無かったのが非常に残念)。
そのレビューの中でも有益だったのが瀬戸弘司さんの動画である。瀬戸さんの動画は大好きなのでよく拝見しているが、自分が気になっていたスマホをレビューしてくれるとは思っていなかった。特に瀬戸さんはApple信者でライカユーザーであるため、非常に参考になった。やはり撮りやすいことに言及しており、やはりそうなのかと思った。
ということで購入を決断した。ちなみにこの情報もあまり無かったのだが、Xiaomi公式ストアはAppleと同じく14日以内であれば使用した後でも返品が出来る。また、楽天市場の公式ストアも同じ条件であるため、ポイント還元も受けられて返品もいざとなれば可能な楽天市場店はオススメである。
購入したのは6/1で、翌日には届いた。現在ショップによっては在庫があまり無い状態となっているが、まだ6月初めでは在庫に余裕があったのですぐに届いた。
2週間使ってみたが、確かに撮影体験は素晴らしい。すべてのカメラが5000万画素でどの焦点距離で撮影しても目に見える劣化が少ないのは本当に良い。まあ、F値が異なるので明るさによってはノイズの出方が変わるし、センサーサイズもメインの広角とそれ以外で異なるので全く同じとは言えない。
また、実は望遠レンズを搭載したスマホをほとんど使ったことが無かったのだが、3.2倍と5倍が非常に使いやすかった。特にテレマクロは便利で望遠レンズを使ったまま猫に近づいて撮影するのが非常によい。
ちなみにうちの猫はLEICA バイブラントで撮影するのが毛色的には良いことが分かった。この辺りは実際に使ってみないとやはり分からないものである。また、どうしてもα6400と比べてしまうのだが、正直自分が求めている絵は出せたので満足である。スマホらしく少しくっきりしすぎな画像が撮れるのが気になるのだが、しょうがないだろう。α6400で撮影するとレンズやセンサーサイズの関係でもっと柔らかく撮れるので流石にこれを置き換えるほどのものでは無かった。
スペックとしても8 Gen 3を積んで、RAM16GB、ROM512GBであるため、今まで使っていたRedmagic 9 Proとほぼ同じである。バッテリーの持ちがイマイチだったり、そこそこ熱くなるが、この辺りは9 Proも同様の傾向であったため、あまり気にしていない。というか9 Proは裸運用しており、学マスをやっているとファンフル回転でも側面が持てないほど熱くなるため、14 Ultraの方がマシなレベルである。ということで9 Proは9万で別のユーザーに流れていった。
正直レビューなんて山ほどあるので、ここではこれ以上詳しくは言わないが、カメラグリップの給電は必ずOFFにすることをオススメする。すまほんにも書かれていたが、ここの制御がバグっているらしく、バッテリーが空っぽになるらしい。空っぽになるとカメラグリップ自体が正しく動作しなくなるようなので、この給電はあてにしない方がよいだろう。
ちなみにこのスマホを買う前にvivo X100 Ultraも気になっていた。ただ、ちゃんと使うなら技適マークの付いたスマホを選びたいのでやめた...
Xiaomi Pad 5
さて、14 Ultraとは関係無いのだが、最近Xiaomi Pad 5も買ってしまった。というのもこのタブレットにWindows 11を入れるプロジェクトがあるのだが、そのサポートステータスがものすごいことになっていたのである。
リンク先にサポートされている内容が記載されているのだが、ほぼほぼ完全に使えるのである。使えないのは「フラッシュライト」「専用ペンの充電」「カメラ」だけである。正直無くても全く困らないものだけである。これはものすごい。特にGPUとサウンドがサポートされているのが個人的には気になるところである。
ということでフリマサイトで仕入れた。購入したのは中国版の6GB/256GBモデルで、約25000円ぐらいである。ただ、この中国版がクセモノだった。
まず、OSが最新バージョンにアップデートされてXiaomi HyperOSになっているのが良いのだが、中国版ROMでBLUされていない個体なのである。
HyperOSになってからXiaomiはBLUの条件を厳しくしており、特に中国版はほぼ不可能な状態になっている。
この条件はHyperOSにアップデートされたデバイスでも有効らしく、購入したPad 5もこの条件が適用されていた。そのため、Xiaomi アカウントでログイン後にBLUの申請を行ってもアカウントが認証されていないと出てしまうのである。
このままだとWindows 11を入れるというお遊びが出来ないだけでなく、中国版ROMを使うという苦行を強いられてしまう。ということで何とかしてBLUが出来ないか調べたところ、この制限を回避するスクリプトが存在することが判明した。
このツールを利用するとXiaomiのサーバーにデバイスを登録するリクエストを書き換えて、MIUIのバージョンで登録してくれるらしい。そのため、初期バージョンがMIUIでHyperOSにアップデートしてしまったデバイスでのみ利用することが出来る。
ツールとしてはこれのほかにPHPを使ったものがあるが、環境を構築するのが少し面倒なので、Python 3さえ入れれば動くこのスクリプトを使った方が良いだろう。
ただし、このスクリプトはスマホで使うことを前提としており、Wifi専用端末で使うと少し変な挙動をする。というのもスクリプトの途中でWifiを無効にして、モバイルデータ通信を使うようにするのだが、この状態で申請画面を開いてもネットワークに接続しろと言われるのである。
そのため、申請画面を開いた後にWifiを手動で有効にする必要がある。有効にすればリクエストが送信され、その内容をスクリプトが傍受し、書き換えて送信してくれる。ちなみにlogcatに出てくるデバイスID等の情報を利用してスクリプト上で別途リクエストを送信しているだけであるため、このスクリプトを実行してもタブレット上では申請に失敗した表示になる。スクリプト上で成功していれば特段問題はない。
申請が完了した後はBLU用のスクリプトを実行する。公式のツールでも行えるとは思うが、念のため同じ人が作成しているスクリプトを利用することにした。スクリプトを実行して、168時間待てと表示されれば成功である。1週間後に再度実行すればBLU出来る。ちなみに待機している間はBLU周りの操作を行わない方がよいだろう。
これでBLUが出来たのでグローバルROMを焼くことが出来た。その後、Windows 11のインストールはガイドに沿って行えば簡単に行える。昔、Pocophone f1にインストールした時は手動でパーティションを切ったりと面倒だったのだが、Pad 5に導入するのは非常に楽だった。
動かしてみた感想だが、かなりサクサク動く。860という結構前のSoCであるため、あまり期待はしていなかったのだが、GPUがしっかり動いている影響か普通に使えるレベルで動作する。また、サウンドのドライバーもしっかり入っているため、エロゲも問題なく動作する。
動画再生もしてみたが、GPUの支援機能が動いているようで普通に再生できた。正直驚くほどまともに動作するのである。
ただ、USB-C周りの挙動が怪しく結構充電が出来なくなることがある。USBホストモードを切り替えるツールを実行すると充電出来るようになったりもするが0.5Aでしか充電しないなどかなり挙動が怪しい。出来ればAndroidで起動した際に充電した方が良いだろう。
また、バッテリー残量の表示もおかしく、標準状態だとWindowsを起動してから30%バッテリーが減らないと反映されないらしい。意味が分からない挙動なのだが、ReviOSというカスタマイズツールを入れると解消されるので気になる方はお試しを。
WindowsとAndroidのデュアルブートタブレットなんて昔はよくあったが、最近はほとんど見ない気がする。そもそも中華のWindowsタブレット自体がほぼ絶滅したように感じる。
ARMを搭載したWindowsマシンが今後増えてくると思われるので、遊んでみたい方は購入してみてもいいかもしれない。デュアルブートになるため、可能であれば256GBモデルをオススメする。
ちなみにだが、Xiaomi Pad 6Sと14 Ultraを組み合わせて使える監督モードはHyper OSにアップデートしたPad 5では使えなかった。多分6Sじゃないと使えないのだろう。