タイトルの通り、Rakuten MiniのIMEIを誤ってぶっ飛ばしたので、その復元方法をメモしておきます。
(怪しげなツールが登場しますので、自己責任でお願いします。また、好きなIMEIが書き込めますが、必ず元のIMEIに戻すだけにしましょう)
そもそも、なんでぶっ飛んだの?
もともとカスタムROMを入れていたのですが、povoのeSIMを書き込むために一旦純正ROMに戻したかったのです。
カスタムROMは元々この記事を参考に焼いていました。
この記事の中に記載されている手順通り一旦72のイメージを焼いていたのですが、もう少し新しいバージョンにしたかったので、AndroPlusさんが公開しているファームウェアを焼くことにしました。
93のイメージが公開されているので、こちらのイメージを焼くことにしました。
ここでミスります。記事を読むと実行するべきfastbootコマンドが記載されているのですが、これを読まずにフォルダー内にあるイメージをすべて焼いてしまいました。
この中にmodemst1.imgとmodemst2.imgが含まれているのですが、これは端末固有のファイルであるため焼いてしまうとIMEIが消え去ります。ということで見事に消え去りIMEIが0になってしまいました。
パーティションのバックアップは取っておくべきですね。というかそもそも72のイメージを焼いたときに書き込んだパーティション以外はそのままで良かったのです。馬鹿野郎ですね。
(AndroPlusさんもパーティションのバックアップを取る手順でこれらのパーティションは端末固有だから公開しないようにって言ってるのを見かけたので、本当は公開しないでほしい...)
IMEIがぶっ飛んだだけなので、元々やりたかったpovoのeSIM書き込みは成功して、通信も出来ます。ただ、カスタムROMに戻すとeSIMは認識するのですが、利用不可となって通信出来ない状態でした。
しょうがなく純正ROMで運用していたのですが、IMEIが0の状態で通信してると目を付けられそうなので、元に戻す手順を探しました。
戻す手順その1(失敗)
スナドラを積んだスマホはDIAGモードにすればIMEIを書き換えることが出来るらしいです。XDAに手順が書いてあるので、そちらを参考にします。
Root化が必要になるので、まずはその作業を純正ROMでやっておきます。といっても、BLU済みなのでTWRPを起動して、boot.imgをバックアップして、Magiskでパッチを当てて、焼くだけです。非常に簡単ですね。
そのあとに書いてある手順で進めるのですが、ツールを起動すると「unable to create database!」と言われます。色々試した結果、Windowsの言語設定を英語にすると起動しました。今時こんなことあるんか。Siglus Engineかよ。
ツールが起動したので、実行しますが失敗しました。「read SN fail!」と言われます。この方法は使えないようです。
戻す手順その2(成功)
ということで別のツールを利用します。
かなりシンプルなツールですが、これでIMEI_1のみ書き込んだところうまくいきました。書き込むと勝手に端末が再起動します。
設定や*#06#で書き込んだIMEIになっていることを確認しましょう。ちなみにこのIMEIが見かけ上のものだけなのか本当にパーティションにも書き込めているかは分からないです...
ということで多分元に戻せたのでめでたしめでたし。よく分からずROM焼きをやることはやめましょう。